名古屋市厚生院

名古屋市厚生院 第三診療科 血液内科

名古屋市厚生院は、①介護老人福祉施設(特別養護老人ホーム)300床、②救護施設(生活保護受給者)80床、③附属病院(一般病棟)140床、介護療養型医療施設64床からなる複合施設です。医療の他、福祉・介護も提供しています。常勤医の中には内科、神経内科、消化器内科、呼吸器内科、老年病、感染症などの認定医あるいは専門医がいます。非常勤医は皮膚科、整形外科、耳鼻咽喉科、眼科、婦人科、歯科、精神科、病理の担当医がいます。

医師は、施設の入所者あるいは附属病院の入院患者の診療を行っています。一般の病院と異なり不特定多数の方を対象とした外来診療は行っていません。附属病院の入院患者は、当施設入所者のうち入院治療を要する方、急性期病院あるいは地域の在宅医からの紹介患者、および短期入所療養介護の方たちであり、大半が高齢者です。治療やリハビリを通して施設への退院、在宅医療や在宅介護への復帰を目指しています。

一方、死亡例については積極的に病理解剖を行っています。当院の剖検数は累計2,885例(平成28年3月31日現在)です。年に数回開催される臨床病理検討会(CPC)では、臨床診断と病理診断を比較検討して、日常診療あるいは研究に役立てています。